「彩の国マルシェ」の開催を通じて、地元生産者と地域の人々が出会う場を提供。
街づくりや地域の活性化に貢献できる喜びがある
PROFILE

H・H
大学卒業後、2023年に新日本ビルサービスへ新卒入社。現在は地域連携推進部で「彩の国マルシェ」の企画運営に携わっている。
新日本ビルサービスの地域創生事業に携わりたいと思い、入社を決意

私は大学時代、都市景観や環境保護について学び、公園の研究をしていました。街づくりや地域活性化に関わる仕事をしたいと考え、就職活動を進める中で出会ったのが新日本ビルサービスです。当社のメイン事業はビルメンテナンスですが、彩の国地域活性化協会というNPOを立ち上げ、地元生産者と地域の人々が出会う「彩の国マルシェ」を運営・支援する、地域創生事業にも力を入れています。その地域創生事業に私も関わりたいと思い、入社を決めました。
2023年4月に入社後、5月に地域連携推進部へ配属となり、当社が運営する道の駅の物産館に2ヶ月ほど勤務した後、8月から「彩の国マルシェ」の企画運営を担当することになりました。
「彩の国マルシェ」の企画から開催準備、実施まで、ソフト面を全て担当

「彩の国マルシェ」の運営に携わる地域連携推進部のメンバーは、私を含めて3名。ハード面に関しては別の人が担当し、出店者の調整や広告・販促、施設・行政担当者との打ち合わせなど、ソフト面は全て私が担当しています。
仕事が始動するのは、マルシェ開催の4ヶ月ほど前から。開催施設の担当者と打ち合わせを行い、概要を決めて3ヶ月前から出店者の募集を始めます。その後は、出店者の調整や会場レイアウトの検討、SNSでの告知、チラシの作成など、さまざまな業務が目白押し。開催当日には現場へ行き、会場のテント設営や撤収も手伝います。マルシェで出店者の皆さんに会い、商品の特色やこだわりについていろいろとお話を聞くことも大事な仕事です。
2024年には年間13回、マルシェが開催されました。いつも同時進行で複数のマルシェの準備を進めている状態なので、やり残しやスケジュールが遅れたりすることがないよう、きちんとタスク管理をすることが私にとっての課題です。
出店者とのやりとりを通じてヒューマンスキルが向上し、多くのことを学べる

仕事の面白さと大変さは、表裏一体だと思います。マルシェの出店者にはいろいろな方がいらっしゃって、考え方も人それぞれ違います。時には叶えるのが難しいご要望をいただいたり、出店者同士の考えが対立したりすることもありますが、個別対応や調整が大変な反面、様々な価値観を知ることができるのは勉強になって面白いですし、貴重なアドバイスをいただけることもあります。誠意を持って丁寧にコミュニケーションを重ねた結果、出店者の方から「Hさんが担当だからマルシェに参加した」などと言っていただけると、とても嬉しいです。
また、私は現在埼玉県に住んでいますが、出身は神奈川県で、就職するまで埼玉のことをよく知りませんでした。けれども、県外出身者だからこそわかる埼玉の物産や地域の魅力をマルシェ関係者に伝えることで、地元の人々にとっては新たな視点で地域の魅力を再発見できることもあると感じます。
今の仕事を通して、自分がやりたかった「街づくり」というテーマを実践できています。一方で、2025年で入社3年目を迎え、25歳と年齢的にもきりのいい数字なので、今後のキャリアプランを考える時期に来ているとも感じます。2025年は、年初時点ですでに前年の2倍以上のマルシェのオファーが来ていることもあり、人員を1名増やす予定と聞いています。マルシェの企画運営の実務については新任者に任せて、今後は私自身マルシェ全体を統括する役目を担っていきたいと考えています。
同期入社の仲間との絆が、大きな励みになる

私にとって大きな存在が、同期入社の仲間です。大卒の同期は6名いて、それぞれ違う部署に配属されましたが、今もつきあいは続いています。毎月、社内の人材育成のための集い(人財開発プロジェクト)で全員が顔を合わせますし、飲み会も定期的に開いています。毎年1回、6人で一緒に旅行に出かけるほど、仲がいいです。同期の仲間と会うと「みんな、それぞれの分野で頑張ってるな」と心強く感じ、自分にとっても励みになります。
また当社は横のつながりだけでなく縦のつながりも強いです。社長や専務など役職者とも気軽にコミュニケーションが取れますし、他部署の社員と話す機会も多く、世間話を含めていろいろな話ができます。職場の雰囲気がよく、楽しく安心して働ける会社だなと思いますね。