消防設備の点検・管理を通して建物と利用者の安全を守る仕事。
多くの設備の点検を粘り強く完璧にやり遂げたときの達成感が大きい
PROFILE

R・M
高校を卒業後、2022年に新日本ビルサービスへ新卒入社。現在はFSエンジニアグループで、主に消防設備の点検・管理を担当している。
自宅の消防設備点検がきっかけで、ビルメンテナンスに興味を持った
私が通っていた高校は早い時期から就職活動が始まり、高校2年生の後半には学校に求人票が来て、早い人では高校3年生の6月頃には就職先を決めています。けれども、私はなかなか就職活動に踏み切れませんでした。どんな仕事がやりたいのか、自分の中ではっきりしていなかったからです。
転機は、進路に迷っていた高校3年生の4月頃のことです。自宅のアパートに、火災感知器の点検が入りました。作業員の方々が点検を行う様子を見て、「こういう仕事があるんだ。面白そうだな」と思ったのです。そこからビルメンテナンス業界に志望を決め、就職活動を進める中で新日本ビルサービスと出会い、自分がやりたい仕事にぴったりだったので入社を決めました。
エンジニアがチームを組み、大型施設の消防設備の点検・管理を行う
入社後は、ビルメンテナンスなどのサービスを行うFSエンジニアグループで、消防設備の点検・管理を担当しています。消火器や火災報知器、避難経路を知らせる誘導灯や標識などの消防設備に故障や異常がないか、1つひとつ点検するのが主な仕事です。
点検方法は設備によって異なり、例えば火災感知器の場合は、実際に熱や煙が出る試験器を使い、正しく作動するかチェックします。消火器の場合は、容器に傷などがないかチェックし、蓄圧式消火器であれば本体内に適切な圧力でガスが充填されているかを点検します。また、火災受信機(自動火災報知設備の大元の制御盤)に火災信号が正しく送られているかを調べるために、建物内の全ての感知器を歩き回って動作確認するのも大事な仕事です。
私たちが設備点検を行うのは、商業施設や病院、倉庫など大きな建物が中心。私たちのグループには10数名のエンジニアがおり、通常は4~5人でチームを組んで点検作業を行いますが、大きな建物の場合は全員で1つの現場に行くこともあります。
日々の業務を通して、忍耐力が鍛えられた
最初の3ヶ月くらいは、先輩についてもらって仕事を覚えました。わからないことが出てきたら、先輩に聞いたり自分で調べたりして解決する。その繰り返しで、少しずつ1人で点検を任せられるようになっていきました。
仕事をする上で気をつけていることは、点検もれがないようにすること。不具合や異常を見落とさないよう、念入りにチェックしています。いま3年目ですが、この仕事をしていて成長したなと思える点は、忍耐力がついたこと。大きな建物だと消防設備の数も多くなり、1つの倉庫に消火器だけで800本もあるような現場もあります。冬場、朝7時からお昼の休憩までずっと屋外で点検作業を行うこともあります。体力と忍耐力が試される仕事であり、私も忍耐力が鍛えられたと思います。なかなか作業が終わらなかったり、消防設備の数が膨大だったりすると「1つくらい飛ばしても大丈夫だろう」と悪い気持ちが起きそうになりますが、それは絶対にいけないこと。どんなに大変でも「1つひとつ完璧にやり切る」という強い気持ちと責任感を持って、コツコツと粘り強く仕事に取り組む忍耐力がついたと思います。そうしてチーム全員で協力して大きな現場の点検をやり遂げたときは、大きな達成感があります。
また、国家資格の消防設備点検資格者の資格を取得して、さまざまな点検業務ができるようになったことに自分の成長を実感しています。これまでできなかったことができるようになるのは単純に嬉しいですし、やりがいを感じますね。
コミュニケーションが活発でチームワークがよく、若手でも活躍できる職場
当社は、人当たりがいい人が多い会社だと思います。私たちのFSエンジニアグループは20代の若手が多く、年齢が近いこともあって話しやすい雰囲気です。移動時間にはいろいろな話題で盛り上がり、普段からコミュニケーションが良好なことが、仕事のチームワークのよさや結束力の強さにもつながっていると思います。
若手でも仕事ができるようになれば活躍でき、頑張れば頑張った分だけ仕事ができるようになるのが、FSエンジニアグループの魅力です。これから社会人になる人は、いろいろな不安があると思います。どんな仕事についても言えることですが、最初は何もわからないのが当たり前。当社は仕事ができるようになるまでしっかり指導してもらえますし、わからないことは先輩に聞けば、何でも快く親切に教えてもらえます。ですから、心配せずに当社に来てほしいですね。